物件購入の流れ
1.マイホーム購入においては、決して安い買い物ではございませんので、まずはライフサイクルにあった資金計画をする事です。不動産を購入する際には、不動産の本体価格の他にも登記に関する費用・ローン保証料・ローン事務手数料・火災保険料・仲介物件なら仲介手数料等の諸費用も合わせて検討しなければなりません。住宅ローンを組むのであればお客様のご職業や勤続年数によっても借り入れ可能額は千差万別ですので、返済年数を踏まえてまずは不動産会社に相談してみましょう。一般的には年間返済額は税込み年収に対して25%以下が好ましいとされていますが、その上でより良い物件探しの始まりです!
2.物件探しにおいて、まずはご希望の地域や、お子様の学区内など住む場所を確定させるところから始まり、新築なのか中古なのか?あるいは戸建なのかマンションなのか?土地の広さや間取りはどれ位必要なのか?と様々な条件が出て参ります。しかし実際のところ全ての条件を満たすのは大変に難しい事です。優先順位をつけて、ゆずれない部分がクリア出来れば前向きに検討し決断することも必要でしょう。
3.購入申込みというのは、売主に対して買主が目的の不動産を購入する意思表示をするもので、これを書面化した【不動産購入申込書】等に、例えば販売価格より多少下げた希望購入額などの価格交渉やその他の条件交渉なども行います。売主の承諾が得られ次第、売買契約を締結して参ります。
4.重要事項説明というのは、不動産の売買・交換・賃借等の取引を行う際に不測の損害やトラブル防止の上でも宅地建物取引業法で、その説明が義務づけられていますが、必ず契約前に宅地建物取引主任者により書面を交付して、当該物件における重要事項を説明するものです。主に不動産の表示・登記に関する事項・ライフラインに関する事項・法令上の制限等を説明した上で、双方が納得して取引して頂く為の大切なものです。
5.売買契約というのは、民法では売主・買主の当事者が口頭の合意だけでも契約は成立し、必ずしも書面の作成を必要とはしませんが、宅地建物取引業法においては当事者間の合意した内容を書面にし宅地建物取引主任者の記名押印が必要とされています。
この契約締結時に必要なものは・・・
●手付金(物件価格の5~10%程度)
●印紙代(1千万円を超え5千万円以下の物件の場合は10,000円【軽減特例による】の印紙を貼付。)
●契約印(実印が好ましいでしょう)
●仲介物件なら仲介手数料の一部(業者によって異なりますが半金位ではないでしょうか)
6.銀行ローンの利用においては、事前の審査を行うのが一般的ですが本申込みは、この売買契約の当日に行います。事務処理及び銀行との交渉は弊社が代行致しますのでお任せ下さい。必要書類は個人ですと、住民票/印鑑証明/源泉徴収票/課税証明書/身分証明書等をご用意して指定の申込書に必要事項を記入して頂き、後は内定をお待ちいただくことになります。
7.ローンの内定がおりますと借入先の銀行との間で金銭消費貸借契約を締結します。この時に必要なものは・・・身分証明/実印/印紙代/銀行印/引越し先の新しい住民票・新しい印鑑証明等です。また返済の為に取引する銀行において新に口座開設をしますが、この通帳により毎月のローンの返済がなされます。
8.決済と物件の引渡しですが、通常は売買契約締結後数週間~数ヶ月後に残代金決済となり同時に所有権の移転・登記の申請と物件の引渡しを行います。またこの時に諸費用の清算も行われます。
※以上不動産購入の流れを説明させて頂きましたがご不明な点やご質問がございましたらお気軽にご相談下さい。